食材宅配サービス各社の【環境への取り組み】をまとめてみました！

近年、地球上では温暖化や森林破壊、大気汚染などが大きな社会問題になっています。 そのため、日本を含む世界中の企業が「企業の社会的責任（CSR）」として、積極的に環境問題へ取り組みを行っています。

しかしよく「環境問題への取り組み」って聞くけれど、一体どんな活動をしているのか知らない方が多いですよね。

今回は普段利用している食材宅配サービス各社が、どんな環境への取り組みを行っているのかご紹介していきましょう。

※各社で行っている取り組みのうち一部を取り上げてご紹介しているので、紹介している取り組み以外については公式サイトをご覧ください。

パルシステム

引用元：https://www.pal.or.jp/csr/environment/

パルシステムは多くの環境への取り組みを行っています。

「農薬削減プログラム」は、生産者や技術者が協力して可能な限り農薬を削減。 環境にも体にも優しい野菜作りを目指しています。

そして「3R」は「Rマーク」が付いたパルシステム商品の容器や包装などを毎週回収。 回収率を見てみると「たまごパック76.4％」、「注文用紙75.1%」と高い割合です。消費者と協力して環境への取り組みを行っているんですね。

また再生可能なエネルギーを使用した「パルシステムでんき」は、主にバイオマス発電、風力発電を使用している、自然に優しい電力です。

オイシックス

引用元：https://www.oisixradaichi.co.jp/sustainability/environment/

全国でも人気の高いオイシックスは、豊かな地球の未来のため「グリーンシフト施策」を打ち出しています。

具体的な取り組み内容として、Kit Oisixや青果袋を環境対策袋へ変更し、過剰包装も削減。 フードロスを防ぐために余剰在庫の活用、食品残渣の堆肥化などを行っています。

またミールキットのKit Oisixを利用すると、家庭で出る食材廃棄量を約1/3に削減できるんです。 必要な分だけ材料が入っているので、無駄に余らせることもありません。 1日1食Kit Oisixを利用した場合、年間で2.8万円以上の節約になるそうですよ。

ヨシケイ

引用元：https://eco.yoshikei-dvlp.co.jp/

ヨシケイは環境への取り組みとして「Ecoワンダーワールド」というwebページを展開しています。 Ecoワンダーランドで提案している「ちょこっとエコ」は、いつもの暮らしの中で手軽に取り入れられるエコなごはんやエコなヒントを紹介。

さらにヨシケイは農林水産省を含む5府省庁が連携している「食品ロス削減国民運動」に参加しています。 直接廃棄、過剰除去、食べ残しを防ぐために、無駄なく使えるミールキットを提供。

ミールキットの利用で、「買い過ぎず」「使い切る」「食べ切る」が実践できますね。

またヨシケイは不在時でも食材が受け取れるように、鍵付きのあんしんボックスやクールボックスを貸し出しています。 再配達をなくしたことにより、1日あたり24,562kgのCO2の排出を防いでいるそうですよ。

コープデリ

引用元：https://sustainability.coopdeli.coop/

コープデリは環境への取り組みのために、サステナビリティサイトを立ち上げています。 「エコ活」と題して3つのテーマを掲げており、お子さんにも分かりやすいよう、アニメや紙芝居で取り組みを紹介していますよ。

まず、コープのお店から出た生ごみを「バイオマス発電」として利用し、2030年までのCO2削減目標に向けて活動中。

プラスチック削減に関しては、Reduce（減らす）・Reuse（再利用）・Recycle（再生利用）・Renewable（再生可能資源の活用）の4Rに加え、Refuse（断る）の4R+Rを広めていく努力をしています。

また規格外農産物は破棄をするのではなく、お得な価格で組合員さんに提供。 フードバンクにも寄贈し、食品廃棄を減らすよう努力しています。

私たちもコープのミールキットや宅配弁当を利用すれば、材料を余らせることもなくエコ！

生活クラブ

引用元：https://scenergy.co.jp/

生活クラブは、グループ全体の目標として、「2030年のCO2排出量を2013年と比較して40％削減する」と掲げています。

そのために、太陽光・風力・小水力・木質バイオマスなどの再生可能なエネルギーを作り出し、「生活クラブでんき」として提供。 2021年現在で、全国に61箇所の発電所があり、まだまだ増やしていく予定です。

また契約者は「生活クラブ自然エネルギー基金」に任意参加できて、毎月電気料金の5％を寄付できます。契約者も主体者となり、再生可能エネルギーを支援できる仕組みです。

らでぃっしゅぼーや

引用元：https://www.radishbo-ya.co.jp/

らでぃっしゅぼーやは「SDGｓの17の目標」のために多くの取り組みを行っています。

その中でもecoな取り組みとして展開する「eco design goods」では、人にも環境にも優しい日用品の開発を行っています。 具体的には、資源をリサイクルした商品、オーガニック・天然由来成分を使用した商品、社会的課題に配慮したエシカル商品などを提供。

ecoはもちろん、消費者も安心して使える商品が作られているのはうれしいですね。

食べチョク

引用元：https://www.tabechoku.com/feature_articles/sdgs2104

食べチョクは、全国の新鮮な食材が手に入るオンライン直売所。 そんな食べチョクは多くの生産者さんと協力し、SDGsへ取り組んでいます。

例えば、プラスチック容器包装を減らしている商品、規格外の食材を使用した加工品などを販売。 化学肥料や農薬に頼らない、循環型農業の商品を紹介しています。

食べチョクの活動から、環境への取り組みの輪が多くの生産者さんにも広がっていますね。

他にもホームページでは、食品を無駄にしないレシピやエシカル商品についての記事もありますよ。

ニチレイフーズ

引用元：https://www.nichireifoods.co.jp/chikyu-good/

ニチレイフーズはグループ全体で、「接続可能な社会の現実に向けて」非常に多くの取り組みを行っています。 具体的には、廃棄物の再利用、水の使用量を限定、再生エネルギーの利用促進など。

また「お弁当にGood！」マークが付いた商品の購入代金の一部は、森林の保全活動資金に充てられています。 ニチレイフーズの商品を購入することにより、私たちも環境への取り組みに自然と参加できるのはうれしいですね。

ニチレイは食品会社の大手なので、他サービスを牽引するような積極的な活動をしているようです。

ワタミの宅食

引用元：https://www.watami.co.jp/csr/report/pdf/2020/environmental_report_2020.pdf

ワタミの宅食は食品ロス削減のために、「ワタミ手づくり厨房」で野菜くずを飼料化。この飼料で育てた鶏の卵からできたマヨネーズが、ワタミのお弁当に使われています。

「ワタミ手づくり厨房」は環境大臣から「再生利用事業計画」の認定も受けているんです。

また、ワタミの宅食は完全予約制でお弁当を作っているので、無駄な廃棄が少ないのもポイント。

まとめ

どの企業もさまざまな環境への取り組みを行っていましたね。 食材を扱うサービスなので、中でも食品ロス削除への取り組みが多くみられました。

そして消費者である私たちも、ミールキットや宅配弁当を利用することにより、野菜の過剰除去や材料を余らせる、という食品ロスを減らすことができます。 何気なく利用していた食材宅配が、実は環境への取り組みの一環になっていたんですね。 容器もリサイクルできるので、環境に優しい！

未来の子どもたちのためにも、小さくても一人ひとりが環境への取り組みをしていくことが大切ですね。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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