執筆者プロフィール
管理栄養士
柏木 優
管理栄養士/エキスパートファスティングマイスター/食生活アドバイザー他
大学卒業から7年間は食品会社で品質保証業務を行い、その後、特定保健指導管理栄養士として生活習慣改善のためのサポートに携わる。また、ファスティングサポートや日常的な栄養相談なども行いながら、コラム執筆など様々な栄養の仕事をしている。
あなたは「生活習慣病」という言葉を聞いたことはありますか?現在の日本では、生活習慣病にかかってしまっている方、まだなってはいないけれどその予備軍の状態の方、を合わせると本当に多くいらっしゃいます。では、何故こんなにも生活習慣病の人が多いのでしょうか?どんな人が生活習慣病にかかっているのでしょうか?
今回は食と生活習慣病の関連性と、気をつけるべきことについてお伝えします。
目次
生活習慣病とは
そもそも、生活習慣病って何なんだ?と思う方もいらっしゃいますよね。生活習慣病とは、食事や運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣が原因で起こる病気の総称です。昔は「成人病」と呼ばれていましたが、成人でなくても発症する可能性もあり、成人でも生活習慣の改善により予防が可能であるため、「生活習慣病」と改称されました。
具体的な病名で言うと、動脈硬化症、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などよく聞く有名な名前の病気の他に、日本人の三大死因であるがん、脳血管疾患、心疾患も生活習慣病に含まれています。
日本の三大死因である病気やその原因となる数々の病気が生活習慣病に含まれていると言うことは、言い換えてみれば今の日本人の死因はほぼ生活習慣病であると言えます。
ですので、生活習慣病を改善することは、死につながる病気のリスクを下げることになり、その重要性は大変大きいのです。では、生活習慣病を引き起こす原因の中から、食事についてどういった関連性があるのかについて見ていきましょう。
生活習慣病と食事の関連性
日々の食生活と生活習慣病は大きく関係しており、食生活を改善することで病気の予防に繋がります。私たち日本人は、昔はご飯や味噌汁を中心とした和食が基本の食事でした。ですが最近では欧米化が進み、当たり前のように洋食が食卓に並ぶ時代になっています。
共働き家族の増加により、手軽に作れる食事を選ぶようになったのが欧米化の理由のひとつです。パスタ、カレーライスなど、それ一品でも済ますことのできる食事が続くこともありますよね。
しかし、日本人は元々欧米人ほど糖質を体で代謝する機能が備わっていないため、糖質中心の食事が続いてしまうと血中に糖質が残ってしまうようになり、結果的に糖尿病や他の病気にも繋がっていきます。また、同じ理由で、冷凍食品やインスタント食品などの加工食品を利用する方も多いと思います。ですがそれらには保存のために多くの食塩や添加物が含まれており、摂りすぎると高血圧症などの原因にもなってしまいます。
食品添加物って何?無添加が安全?調べてみました! 安心安全に気を配っている食材宅配ランキング生活習慣病予防のために日々の食事で気をつけること!
では、生活習慣病にならないようにするためには、どのようなことを気をつけるのが良いのでしょうか?4つのポイントに分けて説明していきます。
①ゆっくりよく噛んで食べる
「1口で30回噛みましょう」などと言われたことはありませんか?これはただ噛む回数を増やせるからと言う理由で言われているのではなく、ちゃんとした理由があります。
噛むことで食品をまず口の中で分解するのですが、あまり噛まないで呑み込んでしまうと、消化器官での消化による負担が増えてしまいます。本来なら代謝に使うはずだったエネルギーを消化にたくさん使ってしまうため、退社しきれなかった分が内臓脂肪などとして体に蓄えられてしまいます。
②腹八分目を心がける
お腹一杯に食べてしまうと、食欲をコントロールしている脳の満腹中枢が食欲にブレーキをかけられなくなってきてしまいます。その結果、食欲のコントロールもうまくいかなくなり、過食を招いてしまいます。そうすると悪循環にはまってしまい、脂肪が蓄積されていき、生活習慣病の要因となってしまいます。
③夜寝る2〜3時間前までに食事は済ませる
夜寝る2〜3時間前に食事をする習慣が続くと、脂肪細胞から分泌されるレプチンと言う物質がうまく働かなくなり、食欲の抑制ができなくなってしまいます。
食欲の抑制ができないとなると、いくらでも食べられる状態が長く続いてしまうため、過食と繋がり、メタボリックシンドロームをも招きやすくなります。
④原材料が分かる食品を選ぶようにする
これは、例えば極端な話ですが、ケーキと白飯に例えるならば、ケーキには一般的に小麦やバターなどが使われていますが、ケーキの見た目だけでその食品がどの程度、どんな種類のものが使われているのかはわかりませんよね?
反対に白飯は、鍋や炊飯器で炊いて、ほぼそのままの形で食べることができ、見た目でおおよその量が把握できます。
このように、なるべく調理する前の食材に近い形で、何からできているのかがわかるものを選ぶことは大切です。加工が加われば加わるほど、調味料や添加物が入る可能性も高くなります。塩分量や糖質量が多い食品を食べすぎることで、高血圧や糖尿病のような病気のリスクも上がります。
食生活を改善して、健康を意識してみましょう!
生活習慣病と食事の関係性についてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか?
食べるものは、生活習慣病と大きく関わっています。食品の選び方や食べるときに気をつけられる簡単なポイントを実行するだけでも、生活習慣病に対するリスクを下げられます。ぜひ次回のお食事から気をつけられるポイントについて、取り入れてみてくださいね。
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